最終更新日:2006/12/6

一般整形外科

整形外科は、身体の姿勢および運動器(顔面・頭を除く四肢・体幹)をあつかう医療です。

<関節変性疾患>

関節変性疾患は、関節が本来の動きを失って、過負荷な動きが続いた結果、関節軟骨が擦り減って関節が変形するものと考えています。どんな動きをすると負担が大きくなるのか、どうしたら本来の動きを獲得できるのかが治療の中心であるべきだと考えています。
整形外科の知識をもとに、アスレティックリハビリテーション学、運動力学、スポーツ科学、古武術、ウォーキングエクササイズ、ヨガなど他分野の考え方を勉強しながら、動作指導を発展させていきたいと思っています。

対象疾患

変形性ひざ関節症(ひざの痛み)、変形性腰椎症(腰痛)、変形性頚椎症(肩こり)、五十肩など。

治療方法

保存的治療を中心にすすめています。

  1. 現在の痛みに対して消炎鎮痛処置(関節注射、外用剤、鎮痛剤および物理療法)。
  2. 変性した関節軟骨に対するヒアルロン酸の関節注射(ひざ)による軟骨保護。
  3. 運動療法により、関節の動きを改善し、過剰な負荷がかからない日常生活動作を獲得。
もちろん、手術が必要な患者さんには、適切な専門医を紹介しています。

<進行性疾患>

進行性疾患に関しては、的確なレントゲン検査を施行し、必要に応じて血液検査、MRI検査(他施設に依頼します)を施行して、診断を確定します。疾患の自然経過を十分踏まえたうえで手術適応の時期を判断し、適切な専門医を紹介しています。

<骨粗鬆症>

リハビリ写真骨粗鬆症に対しては、

  1. 骨塩定量による骨量評価。
  2. 採血によるNTXの測定。
を施行して、生活指導のみか薬物療法の適応かを判断して治療しています。
その後、定期的な骨塩定量のチェックをおこない、治療の効果判定をしています。