最終更新日:2024/4/11

院長あいさつ

[IMAGE]:仲整形外科院長 仲克巳(医学博士)
院長 仲克巳(医学博士)

◆経歴
・昭和59年
  金沢大学医学部卒業
  金沢大学医学部整形外科入局
・平成6年〜平成16年3月
 横浜栄共済病院
  (平成9年〜部長)
・平成16年5月6日
 仲整形外科開業

◆資格
  日本整形外科学会認定専門医
◆専門
  関節外科、スポーツ整形外科

»理学療法士の紹介

コロナ禍を経験して(2022年12月)

コロナ禍になって3年。この間、人々の意識が大きく変わってきています。
感染が広がり外出することを控えて、自宅にこもることが日常になり、整形外科的痛みを我慢して、行動を抑制するようになっていると思われます。

コロナ禍以前は、頻回に通院してもらって、体をほぐしながら、運動療法で体の痛みを和らげて、不良動作習慣を改善させて治療すること、すなわち「運動器疾患は運動で治す」をモットーにしてきました。

コロナ後頻回の通院ができなくなり、薬による痛み治療がメインになって皆さんが日常生活を送っていることに気がつきました。
そこで“痛み”について勉強したところ、今までの治療の目標が少し違っていたことを学びました。

それは、「痛みを緩和させて、行動意欲を回復し、早期社会復帰(QOL,ADLの向上)させること」が治療の目標であることを知り、このコロナ禍において自宅にこもることが多くなり、行動意欲が低下している現状に合致していると思いました。

そこで“痛みのくすり”について勉強して、局所に対する“くすり”(湿布、飲み薬)だけでなく、痛みを伝える神経を緩和させる薬などたくさんあることを知りました。
今では「その人に合った“くすり”(湿布,飲み薬)を処方することで(副作用をできるだけ出さないようにする工夫や処方しながら)、痛みを緩和させて、行動意欲を回復し、今まで通り運動療法等を施行しながら、早期社会復帰できるように手助けすること」をモットーにしています。

皆さんの痛みに寄り添いながら、元の生活が送れるように手助けしていけたらいいなと思っています。
これからもよろしくお願いします。
(参照“整形外科学的痛みについて”)

開業10年のあいさつ

当院のホームページを訪れてくださってありがとうございます。

平成16年に開業して早や10年になります。
これまでに受診して下さった皆様、ありがとうございます。

私は、「患者さんに学ぶ」をモットーに、この10年間外来診療をしながら、「運動器疾患は運動で治す」を基本方針にして、多方面から勉強して私なりの整形外科的保存療法を探求してきました。
整形外科的疼痛の多くは、動作習慣の乱れからくるもので、変性疾患の多くおよび腱鞘炎などは「動作習慣病」と考えています。
動作や関節運動を勉強しているうちに、どうして痛くなるのか(原因)、どうしたら痛みが軽くなるのか(治療)、どうしたら痛くならないようになるのか(予防)が段々わかってきました。

現在の私の治療方針は、@注射により、炎症を抑えること、関節の動きを滑らかにすること、Aオリジナルの徒手的関節授動術および運動リハビリテーション(理学療法)により、関節の動きを柔らかくすること、B運動リハビリおよび動作指導により、動作習慣の改善を図ること、です。

鎮痛剤や外用剤の併用もしていますが、コルセットやサポーターによる固定はあまり重要視していません。固定より動作改善に重きを置いています。

また、手術が必要と思われる方、詳しい検査をしたほうがいいと思われる方は、X線、身体所見より早期判断して病院へ紹介しています。

まだまだわからない疼痛,治しきれない疼痛はたくさんあります。患者さんに学びながら、さらに勉強し、疼痛緩和の道を探求していきたいと思っています。
これからもよろしくお願いします。

尚、私の治療法のキーワードは、浮遊肋、仙腸関節、距骨下関節、脛腓関節などです。

開業のあいさつ(平成16年5月)

私は、整形外科医になって20年、開業前の10年間は横浜栄共済病院において、手術を中心に診療をおこなってきました。しかし、整形外科では手術を必要としない疾患が圧倒的に多く、手術適応であっても、手術を希望されない患者さんもたくさんいました。そこで私は、これらの患者さんに満足して頂ける保存的治療を行ないたいと、2004年開業いたしました。

日常よくみられる変形性関節症(ひざの痛み、腰痛、肩こり)など、手術適応になりにくい疾患を、いかに改善させられるかが、これからのテーマと思っています。「年をとっても変形性関節症にならない、なっていても痛みのない身体づくり」が目標です。

保存的治療の中心は運動療法であり、専任理学療法士と十分な広さのリハビリテーション室を備えました。これまで運動療法中心のクリニックは少なかったのではないかと思います。

私は、スポーツが好きで、サッカー中心に多くのスポーツを経験し、同時にスポーツによるケガも数多く経験してきました。文字通り「スポーツによるケガの痛みがわかる医師」として、十分に対応していきます。

地域の皆さんの健康管理に役立つよう、皆さんの意見を聞きながら、皆さんとともにがんばっていきたいと思っています。

私のモットーは“患者さんに学ぶ”です。末永くよろしくお願い申し上げます。