はまかぜ新聞（さかえ・とつか版）掲載

７．ひざを変形させないためには？

中高年に多い変形性膝関節症。
ひざが痛くなった時、はっきりした原因が思い当たる人もいますが、原因に気が付かない人もいます。
最初は動き始めに、そのうち動作時に痛みを感じることが多くなります。
気がつくと正座ができなくなり、ひざが伸びきらなくなっていて、階段には手すりが欲しくなり、ひざが変形して０脚になっていきます。

最初は衰えてきたひざに無理がかかって痛くなり、湿布やサポーターなど、消炎処置をしながら痛みを避ける動作をして軽減します。
しかし、この痛みを避ける動作は、習慣になるとひざ周辺の筋肉を弱くして、膝を変形させてしまうので要注意。
一旦痛みが楽になったら、ひざに体重をかける動作を回復することにより、変形を予防することができると考えています。

ひざが痛くなった時には、痛みを和らげると同時に運動療法をしっかりと行い、ひざに体重をかけられる体に戻すことが大事です。
運動療法は色々とありますので、整形外科を受診して正しい指導を受けてください。

掲載記事一覧