はまかぜ新聞（洋港版）掲載

１８．肋骨を動かす！

肩こり、五十肩、腰痛、手のしびれ、さらにはひざ痛を訴えて来院される方の多くは、呼吸が浅く、背中が丸くて硬いです。
こういう人は老化も早く進むような気がします。

背骨を柔らかくして、胸郭を膨らませ、深呼吸をして酸素を多く吸い込むことで、若返りを図りましょう。

胸郭は背骨（胸椎）と肋骨でできています。
“胸郭を膨らませる”とは、肋間（肋骨と肋骨の間）を拡げて、背骨を動かす（前屈、後屈、側屈）ことです。
肋骨は上（首に近い）の方では上下に動き、下（おなかに近い）の方では横に動きます。
では、肋骨を動かして、部分的に胸郭を膨らませ、肺に空気を入れてみましょう。

まず、肋骨の下部に両手のひらを当てます。
大きく息を吸って肋骨が横に動くのを感じます。
さらに吸って背骨が動いて肋骨が動く（肋間）のを実感して下さい。
息を吐くときも同じで、大きく吐いて、さらに吐きます。
次に、肋骨の上部、そして背中側に両手のひらを当てて同じように動かしてみましょう。
右(左)手だけ当ててもやってみてください。
肋骨を動かすことで、背骨が動く（動かす）のがツボです。

１		肋骨の下部に両手を当ててください。
２		大きく息を吸って、肋骨の下のほうが横に開くのを感じてください。
３		更に吸って、背骨が動いて、肋骨の上のほうが開くのを感じてください。
４		吸ったままで、体を横に倒すと、更に肋骨が開くのを感じましょう。

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