最終更新日:2014/5/30

はまかぜ新聞(洋港版)掲載

19.足の裏で歩く!

以前ここで、“地面をつかむ”のお話しをしました。
“地面をつかむ”とは、足底筋に力を入れて、土踏まずを硬くして、足の指先を“く”の字のように曲げて、地面に吸い付くように立つことです。
砂地に立っているときには、みんな必ずしています。

“地面をつかむ”ようにして歩くのが“足の裏で歩く”です。
1.前足のかかとをつける。
2.かかとをつけた瞬間に土踏まずを硬くする。
3.地面をつかむようにして足裏全体をつける。
4.親指の付け根(母趾球)から先を下に曲げて指先で地面を蹴る
(けっして、親指の付け根で蹴って指先を上に反らせないで下さい。ここがポイントです。)。
腰が押し出される感じがあれば完璧です。

足の裏で歩く2 ”地面をつかむ”ようにして、足裏全体を地面につける。
足の裏で歩く3 親指の付け根から先を下に曲げて、指先(爪の下)で地面を蹴る。
参考 足の裏で歩く5 決して親指の付け根で蹴って、指先を上に反らせないでください。

足周囲や膝が痛くて受診される方に、“足首を上に反らせて下さい”というと、ほとんどの人が、足指をまず反らせてから足首を反らせます。
そこで、“足指を丸く曲げた状態で、足首を上に反らせて下さい”というと、できない方が多いのです。

  足の裏で歩く1 足指を丸く曲げた状態で、足首を上に反らせて下さい。
これができない人が多いのです。
参考 足の裏で歩く4 足指をまず反らせてから、足首を上に反らせてしまう人が多いです。

要領をつかむと簡単にできます。
この感覚で“足の裏で”歩いてみて下さい。

このような歩き方をすれば、膝、腰、足に負担がかからないで済みます。
体重移動のとき足裏全体に体重がかかるので、足の指の付け根、足の甲、かかと、ふくらはぎ、膝などの痛みの予防にもつながるのです。

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