はまかぜ新聞（さかえ・とつか版）掲載

１０．手を上げると肩が痛い！

“手を上げると肩が痛い”と言って来院される方を診察すると、背中が丸くなって（丸くない人もいますが）肩が前のほうに向いている人が多いのです。
重い荷物を持ったり、パソコンをしていたりして、いつの間にか、こういう姿勢になってしまっているのだと思います。

この姿勢のまま手を上げようとすると、肩に無理が生じ、肩の障害が起きて痛みが出るのだと思います。
肩が痛み出したら自分の姿勢をチェックしてみてください。

胸を張って、肩甲骨を寄せて、肩を後ろの方に引いて姿勢を正しましょう。
また、この姿勢を30秒間力を入れて保持するようにするとストレッチ効果が出ます。

		肩甲骨を寄せるようにしてもいいのですが、浮遊肋を引き寄せるように力を入れてみてください。 自然と胸が張って、肩甲骨が寄るような姿勢になります。 この姿勢を30秒間保持しましょう。

また、肩が痛い人を診察すると、腕を外側にねじる動作が制限されている（ねじることができない）ことが多いのです。
肘を90度曲げて体につけて腕を左右にゆっくり振る運動を30回位すると、手が上げやすくなることがあります。
肩が痛い人は試してみてください。

		肘を動かさないように、反対の手で肘を固定して、手のひらを上にして、手を内側外側に振ってください。 20〜30回してみてください。

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