はまかぜ新聞（さかえ・とつか版）掲載

１２．足首を捻って、痛みや腫れが続いたことはありませんか？

野地吾希夫

スポーツ中の怪我の中でもこの足関節捻挫は発生頻度が高い怪我ですが、骨に異常はないからと安心してはいけません。
ひどいものでは痛みが残ったり、運動機能が落ちたりすることもあります。

初期治療としては、患部安静、固定・冷却・圧迫・挙上の処置が必要です。
初期の処置を適切に行えば、後遺症が少なく、早期復帰に繋がります。

捻挫後の管理のポイントは、損傷した靭帯に負担がかからぬよう固定し且つ、過度な安静は避け、可能な運動は進めていくことです。
また、腫れに関してはパットなどで圧迫し、テーピング等で固定するとかなりの症例は対処できます。

リハビリテーションの段階でも、腫れの有無や程度が重要なポイントとなります。
また、足関節の可動性や筋力だけでなく他関節の機能のトレーニングも重要ですし、正しい動作の習得も行うべきたと思います。
再受傷の予防には 不可欠だからです。

いずれにせよ、捻挫を甘く見ないことです。
まずは医療機関を受診し、正しい診断を受けることをお勧めします。

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