最終更新日：2017/12/21

はまかぜ新聞（洋港版）掲載

２７．浮遊肋をほぐす！

浮遊肋とは、第１１，１２肋骨のことです。後方は背骨（胸椎）と関節で繋がっていますが、前方は腹壁に遊離して終わっていて、浮遊しています。

第１２胸椎は上下の骨と３次元的に動くように関節をなしています

浮遊肋が硬くなると、この関節が硬くなり、体の動きが制限されるのです。 だから、浮遊肋をほぐして体の動きをよくすることが大事なのです。

腰痛はもちろん、背中、首の痛みに対しても、浮遊肋を中心にほぐしてあげると、痛みが軽くなる人が多いです。 更に股関節、膝、足の痛みに対しても有効で、歩く痛みが軽くなる人がいます。 肩、肘、手の痛みについても同様で、動きの痛みが軽くなる人がいます。

自分自身、ジョギングをしている時に浮遊肋を寄せるようにすると、足が前に出やすくなる感じを実感しています。

自分でほぐす方法としては、親指を浮遊肋に押し当てて、浮遊肋を前に押し出すようにして、背中を反るような姿勢を２０秒ぐらい維持します。

自分でほぐす方法

その後、浮遊肋を寄せるような姿勢をとって体を捻じってみると、ほぐれた感覚が得られると思います。
普段から、浮遊肋を寄せる意識が持てたら最高です。是非やってみてください。

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